平成最初と最後の優勝から令和時代の指導へ 山田新監督が感じた東邦野球の変化

東邦・山田祐輔新監督【写真:荒川祐史】
東邦・山田祐輔新監督【写真:荒川祐史】

コロナ禍での監督就任、新監督を支えた選手の振舞い

 昨春選抜で現中日・石川昂弥を擁し全国制覇、昨秋神宮王者の中京大中京とともに私学4強の一角として愛知の野球を牽引する東邦。4日には夏の甲子園中止を受け、代替試合となる夏季愛知県高校野球大会が開幕し、東海との初戦を11-0の5回コールドで勝利した。

 森田前監督に代わってこの春就任した山田祐輔新監督は、前例のないコロナ禍での船出に「どう声をかければいいか…立場によっても言うことは変わる。全然わからないなかでのスタートでした」と率直な思いを語る。

 29歳の青年監督を支えたのは、森田前監督が最後に残した教え子たち。「自粛明けのミーティングではむしろ選手のほうが大人で、心の中まではわかりませんが前向きな表情や振舞いをしていた。自粛前と比べて体が大きくなっていたりスイングも鋭くなっていたり、プレーできないなかで野球に対する気持ちが強くなった部分もあるんでしょう。そういうハングリーさを持てたのはプラスになったのかな」と前向きな気持ちをもらったという。

平成最初と最後の甲子園優勝、前監督の“変貌”に見る時代に合った指導法

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY