難病と闘う元オリックス捕手の第2の人生 ミットを包丁に持ち替えコロナ禍で奮闘中

2018年にオリックスを退団し現在は「焼肉しょう」の店長を務める中道勝士氏【写真:広尾晃】
2018年にオリックスを退団し現在は「焼肉しょう」の店長を務める中道勝士氏【写真:広尾晃】

2018年にオリックスを退団し現在は「焼肉しょう」の店長を務める中道勝士氏

 元オリックスの中道勝士氏は、昨年11月に現役を引退、これまでのキャリアを捨てて「焼肉しょう」の店長として、新たなスタートを切った。新型コロナ禍によって、いきなり大変な状況となったが、苦難にめげず、日々奮闘している。

 中道氏は智辯学園時代に夏、春の甲子園に出場。171センチの小柄ながらも長打力のある捕手として注目され、明治大学に進学。2016年のNPB育成ドラフトでオリックスに入団。しかし難病の「潰瘍性大腸炎」もあって2018年に退団した。

「そのあとは台湾でアジアンアイランダースというトラベリングチームに参加しました。そこでいくつかオファーをもらいましたが、オーストラリアの独立リーグでプレーしました。もう1年海外でやるか、国内でやるか、と考えたのですが、(2代目)関西独立リーグの堺シュライクスに入りました」

 2019年、堺シュライクスでは正捕手として、41試合152打数51安打5本塁打32打点、打率.336(4位)の好成績を残すが、引退を決意する。

「現役の最後は、大阪で終わりたいと思っていたんです。引退した段階では何も考えていなかったのですが、堺シュライクスの夏凪一仁代表から、“今度球団で焼き肉店をやるが、やってみないか”と誘われ、ぜひお願いしますといいました。オーストラリアでも寿司店でバイトをしていたこともあって、飲食店は面白いと思っていたんです」

 堺シュライクスは、選手のセカンドキャリアの一環として、別法人で「焼肉しょう」を設立した。その店長として中道氏に白羽の矢が立ったのだ。

1月に本格的なオープンも新型コロナウイルスの感染拡大が…

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