鷹、13被安打7与四球で大敗 変わらぬ“四球禍”に工藤監督「受け止めてやっていかないと」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

「最初の4点は勝負に行って打たれたけど、その次はもったいなかった」

■楽天 9-1 ソフトバンク(9日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームでの楽天戦に1-9で大敗し、2連敗となった。先発のバンデンハークは4回まで好投しながら、突如、5回に楽天打線につかまり大量4失点。6回にも3投手で4点を奪われて、大差をつけられた。

 初回に1点を先制されたバンデンハークだったが、2回以降は強力な楽天打線をねじ伏せていた。5回に8番の足立、9番の小郷に連打を許すと、小深田、鈴木、ブラッシュと怒涛の5連打を浴びて一気に4失点。6回も2死から小郷のセーフティーバントに決められ、小深田に四球を与えたところで右腕は降板。あとを受けた川原、津森が四球や適時打で再び4点を失った。

 前日が8四球、この日も7四球と投手陣の“四球癖”は解消されず。これに2試合続けての2桁安打で計21失点と投壊が止まらない。楽天打線に沈められる形となり、工藤公康監督は「(楽天打線は)繋がりがあって、畳み掛けてくる。四球が絡んでしまって打たれることになっている。最初の4点は勝負に行って打たれたけど、その次はもったいなかった。結果を受け止めてやっていかないといけない」と、四球が絡んだ6回の4点を悔やんだ。

 打線は楽天先発の塩見の前に7回までわずか3安打。初回に川島の適時打で同点としたものの、2回から5回まではパーフェクトに抑えられた。これで1勝2敗となり、借金3に逆戻りとなった工藤監督は「この3つは負け越した、また新しい3つが明日から始まると切り替えてやっていきたいと思います」と険しい表情で語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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