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筋肉の質の改善、ファンからもらった一冊の本… ヤクルト西浦の意識改革

山田哲や村上を抑え、ここまでチームトップのサヨナラ弾を含む、5本塁打。今季ここぞという場面で勝負強さを発揮し続けている。11、12日の試合はコンディションの状態を見て、大事をとり、2試合欠場したが、7月に入ってからは5番打者を担っている。チームが好調で首位争いできているのも、山田、青木、村上といった好打者の後に控える5番打者が貢献しているからこその結果といえる。

ヤクルト・西浦直亨【写真:荒川祐史】
ヤクルト・西浦直亨【写真:荒川祐史】

チームトップの5本塁打、「柔らかい筋肉だったことに気づかされ、疲労度が減った」

 したい野球ができない……。患部を動かせず、練習すらできない時もあった2019年シーズン。ヤクルト・西浦直亨内野手は「とても悔しかったんですけど、1人で考える時間が増えたんだと、前向きに気持ちを切り替えるようにしました。そして今後怪我をしないように、また自分が今どんな体の状態なのかをこれまで以上に気にかけて、自分を見つめ直す貴重な時間にしたんです」

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 山田哲や村上を抑え、ここまでチームトップのサヨナラ弾を含む、5本塁打。今季ここぞという場面で勝負強さを発揮し続けている。11、12日の試合はコンディションの状態を見て、大事をとり、2試合欠場したが、7月に入ってからは5番打者を担っている。チームが好調で首位争いできているのも、山田、青木、村上といった好打者の後に控える5番打者が貢献しているからこその結果といえる。

 昨年、5月13日に下半身のコンディション不良で1軍登録抹消。7月9日に復帰したものの、7月17日対巨人戦で守備中に走者と交錯し、左ひじを骨折。昨季の出場は44試合にとどまった。若手の起用やポジション争いが熾烈な中、怪我での離脱は本人にとって相当な苦しみだった。その無念さを晴らすべく、努力を重ね、変化をもって今季に臨んでいる。

 まず、練習に対する向き合い方を変えた。今までも熱心にしてはいたが、“すればいい”という感じだったことも、否めない。しかし、そんな時期は終わりにして“考えながら”する練習に切り替えた。一つ一つ動きを確認し、身体の隅々まで気を配りながら自分と向き合う。これまで持っていた固定観念に囚われるのではなく、新しい思考・やり方に挑戦してみて、ダメなら変えればいい、そんな柔軟性も持てるようになった。

 体も変化させた。もともと、太りにくい体質だったが、良質のたんぱく質を摂ることをはじめとして食事に気を付けることで、去年の9月~10月頃にかけて体重が5キロほど増加。増えた直後は、今までと違って走ってもスピードが出ず違和感もあったが、どんどんなじんできて、筋肉量が増えたことを実感するようになった。

 量だけでなく筋肉の質も今までより柔らかくなり、疲れにくくなった。「以前は疲労がたまりすぎると、どこがどのくらい疲れているのかというのも分からなくなってしまうほどだったんですけど、今季は自分の中で敏感にセンサーが働いているような感覚があって、疲れている場所、程度もわかるんです」

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