菊池雄星、制球不安定の3回4失点に地元紙は辛口 「全ての努力が反映されなかった」
サマーキャンプ再開後初となる紅白戦に登板し約3イニングを4安打4四球4失点
マリナーズの菊池雄星投手は14日(日本時間15日)に行われた紅白戦に登板し約3イニングを投げ4安打4失点。ボールが先行し4四球と制球に苦しむ場面もあり地元紙「シアトル・タイムズ」は「ユウセイは初登板で苦戦した」と辛口の評価を下した。
サマーキャンプ初登板となった菊池。ストレートの制球に苦しみ、常に不利なカウントでの投球となり結果を残すことはできなかった。記事では新型コロナウイルスの感染拡大でスプリングトレーニングが中断されてから、菊池がアリゾナ州の自宅で連日トレーニングを続けていたことを言及。
マリナーズ投手陣の中で誰よりも入念に練習を続けていたが「それら全ての努力が、自軍を相手にした紅白戦であっても実際の試合のエネルギーや感情、強度に反映されなかったことを知った」と、結果として現れなかったことを伝えている。
オフシーズンには球速アップを目指し投球フォームを改良しているが「14日の結果を踏まえても、彼は昨シーズンに行ったようにフォームを変えるつもりはないようだ」と今後も新フォームで開幕を目指していくことを指摘している。
菊池は7月24日(同25日)、アストロズとの開幕戦までにあと1試合先発する予定。次回の登板では地元メディアの不安を払拭させるような投球に期待がかかる。
(Full-Count編集部)