「ありのままのショウゴで大丈夫」 秋山翔吾に元西武助っ人のコーチが太鼓判

レッズ・秋山翔吾【写真:AP】
レッズ・秋山翔吾【写真:AP】

デビッド・ベル監督は1番打者としての起用を明言している

 レッズの秋山翔吾外野手が、24日(日本時間25日)の本拠地タイガース戦でメジャー1年目のシーズンのスタートを切る。紅白戦では西武時代と変わらぬ安定した打撃を見せている安打製造機について、大リーグ公式サイトは「アキヤマは“慣れてきている”」との見出しで近況を伝えている。

 秋山は12日(同13日)の紅白戦で二塁打2本を含む3安打を放ち、15日(同16日)でも右翼線二塁打。外国人投手へ適応し、守備でも左翼を守るなど新天地へ適応しつつある。記事では「ショウゴ・アキヤマは新しい環境に順応しつつも、自分なりのやり方を探している最中だと感じている。しかし彼が慣れてきていることは、最近のパフォーマンスに表れている」と評価した。

 元西武で助っ人だったアラン・ジンター打撃コーチの評価も上々のようだ。「とにかく今の方が居心地も良くなっている。慣れてきている。注目をたくさん浴びながら異国の地にやってきて、新しいチームでのプレーを始めるのは容易なことではない。うまく溶け込んでいると思うよ。素晴らしいチームメートになっている。これから素の自分でいられると思う」と秋山の適応力に二重丸を付けた。紅白戦でも好打を飛ばし、チームでは1番打者としての役割を期待されている。ジンター打撃コーチは「(紅白戦などの実戦で)彼の打撃を十分見ることができて良い気分だ。日本にいた時の姿を見せて欲しいと我々は思っている。メジャーに来たからといって違うことをしてほしくはない。ありのままのショウゴで大丈夫」と背中を押した。

 さらに、MLB公式サイトは秋山らしい微笑ましいエピソードを紹介した。14日(同15日)の練習中。秋山の守る左翼線に飛んだファウルボールに、三塁手のスアレスが「セカンドへ投げろ!」と冗談交じりに叫び、秋山は急いで二塁送球。その後、秋山へ平凡なフライが上がった際には他のチームメートもスアレスと同じように叫んで、“全力ルーキー”を惑わせているという。レッズでも、すっかり“愛され役”となっているようだ。新天地でどんなスタートを切るのか、日に日に注目が高まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY