昨季18勝のヤ軍ヘルマン、現役引退を1日で撤回し謝罪 「どうか私の過ちを許して」

ヤンキースのドミンゴ・ヘルマン【写真:AP】
ヤンキースのドミンゴ・ヘルマン【写真:AP】

昨季は18勝を挙げたがDVで休職リスト入り、81試合の出場停止処分で今季は出場できず

 現役引退を示唆していたヤンキースのドミンゴ・ヘルマン投手が一転して現役続行を明言した。ヘルマンは一連の騒動について「野球は僕の命、野球から離れることはありません」と謝罪。複数の米メディアが伝えている。

 ヘルマンはメジャー3年目の昨季、27試合に登板して18勝4敗、防御率4.03とキャリアハイの成績を残していたが17日(日本時間18日)に自身のインスタグラムで「野球を辞めます、皆さんありがとう」と投稿。複数の米メディアが現役引退を示唆したと報道し話題となっていた。

 だが、わずか1日で事態は一変したようだ。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者はヘルマンが一連の騒動について謝罪したことを明かし、本人のコメントを紹介。

「チームメート、ヤンキースの球団、ファンの皆さん、僕が昨日、みなさんを不安にさせるインスタグラムの投稿をしてしまったことについてお詫びします。昨年は、僕と家族にとってとてもつらい時でした、シーズンに向けて準備しているときにチームメートといられないこと、また、彼らの期待を裏切ってしまったなどと感じ、昨夜、感情的になってしまいました。野球は僕の命です。決して野球から離れることはありません」

「この時間を利用して、私は人間として、父親として成長します、チームメートにいつの日か加わって、彼らが僕のことを誇りに思ってくれることを願っています。ヤンキースを始め、みなさんの多くのサポートに感謝しています。どうか私の過ちを許してください」

 また、米放送局「CBSスポーツ」も「ヘルマンは”不安にさせる”インスタグラムの投稿について謝罪した。彼は、野球から離れないということだ」と、現役を続行することを伝えている。

 ヘルマンは昨年は7年ぶり19度目の地区優勝を決めた9月19日(日本時間20日)にドメスティックバイオレンス(DV)規定違反で休職リスト入り。1月にMLB機構は81試合の出場停止処分を確定し、昨季の欠場分は遡って適用されたため今季は開幕から63試合の出場停止となり、60試合制で始まる今シーズンは出場できないことが決まっている。

(Full-Count編集部)

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