DeNA3連勝で5割復帰、采配的中のラミレス監督もご満悦 「連敗の後には連勝が来る」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

エース今永の投球には「最初からマウンドを降りるまで安定していた」

■DeNA 6-2 広島(25日・横浜)

 投打が噛み合ったDeNAが25日の広島戦(横浜スタジアム)に6-2で快勝。3連勝で勝率を5割に戻した。先発の今永が6回2失点で3勝目。打線は初回に3連打で2点を先制し、1点差に追い上げられた6回には代打の乙坂が3ラン本塁打を放って広島を突き放した。ラミレス監督は「(勝率5割は)素直に嬉しい。いつも言っているが、連敗の後には連勝が来る。この流れを止めないように、明日もしっかり勝ちたい」と、その表情には自信が戻っていた。

 今永が「苦しい投球だった」と振り返ったように、6回までに117球を費やしたが、1点リードの5回には1死三塁のピンチでクリーンアップを打ち取るなど、要所を抑えて広島にリードを許さなかった。指揮官は「最初からマウンドを降りるまで安定していた。スタミナ面でも、もう1イニング投げられるぐらいだった」とエースへの信頼を口にした。

 11安打を記録した打線は、初回に佐野、宮崎の連続適時打で2点を先制し、1点差とされた6回には、代打・乙坂の3ランで突き放すという理想的な攻撃だった。「初回から2得点して、そこで一気にチームに流れが来た」と攻撃陣を勝因に挙げたラミレス監督は「最近はバッティング練習でもいい状態だったので、結果が出て嬉しい」と大仕事をした乙坂の一打を喜んだ。

 連敗ストップから前夜の劇的勝利、そして理想的な展開での快勝での勝率5割復帰は、まさに指揮官が常に口にする「野球は流れのスポーツ」ということを再認識させられるものだった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY