前田健太の新天地白星デビューを指揮官大絶賛「素敵。桁外れにキレがある」

Wソックス戦に先発したツインズ・前田健太【写真:AP】
Wソックス戦に先発したツインズ・前田健太【写真:AP】

5回4安打2失点で移籍後初登板初勝利、バルデリ監督「素敵な初先発登板」

■ツインズ 14-2 Wソックス(日本時間27日・シカゴ)

 ツインズの前田健太投手は26日(日本時間27日)、敵地・ホワイトソックス戦で今季初登板初先発。ドジャースからのトレード移籍後初の公式戦登板は5回4安打2失点と好投し、移籍後初勝利を挙げた。チームは4回までに10点差を付け、14-2と大勝。前田は3年連続でシーズン初登板初勝利を飾った。

 初回は3者凡退と順調な立ち上がり。2回は2死からエンゲルに二塁打を与えたが、ロベルトを三ゴロに打ち取った。4回も2死からグランダルに中前打を許したが、続くエンカーナシオンを空振り三振。5回無死二塁からロベルトに中越え2ランを許したが、その後は失点を許さなかった。5回で84球(ストライク58球)を投げ、6奪三振1四球、4安打2失点だった。防御率3.60。

 新天地での初登板を白星で飾った。AP通信は「ケンタ・マエダは新しいチームでのデビュー戦で力強かった」と称賛。大リーグ公式サイトのドゥヒョン・パク記者は「ジェイク・ケイブの満塁弾に始まり、その後ネルソン・クルーズが二塁打2本&2本塁打&7打点でショーを奪った。ケンタ・マエダはツインズでのデビュー戦で効果的だった」と右腕を称えた。

 地元放送局「FOXスポーツ・ノース」はロッコ・バルデリ監督のコメントを紹介。「ケンタについては言いたいことが山ほどある。彼はこの場所で素敵な初先発登板だった。桁外れにキレがある投球だった。直球の制球力は素晴らしかった。ひとつ大事なこととしては、味方が得点を重ねてイニングが長い状況で、待つしかないというのは簡単なことではない。最初の数イニングは時間もかなりかかった。これこそがベテランの存在感というもので、彼は特定の状況で何をすべきか、対応する能力がある。彼はちっとも影響を受けていなかった。スライダーとカットボールのコンビネーションも本当に素晴らしかった」と大絶賛した。上々の新天地デビューとなった。

(Full-Count編集部=AP)

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