大谷翔平、打者専念でいきなり決勝3号ソロ 「運良く捉えることができた」

第1打席で本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
第1打席で本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

2回の第1打席で先制3号ソロ、打球角度39度の“ムーンショット”

■エンゼルス 6-1 マリナーズ(日本時間7日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地・マリナーズ戦で「4番・指名打者」で先発出場した。右屈曲回内筋群の損傷後は初の打者出場。2回先頭の第1打席で左越えへ先制3号ソロを放った。3打数1安打1打点2得点だった。打率.167。チームは6-1で快勝し、大谷の先制弾は決勝点となった。大谷は球団広報を通じて「運良く捉えることが出来ました。壁を越えてくれて良かったです」とコメントした。

 2回先頭。1ボールから、右腕ウォーカーの外角カーブを捉えた。左翼後方へ高々と舞い上がった打球はフェンスを越える。先制点を呼び込んだ。打球速度102マイル(約164.1キロ)、飛距離351フィート(約106.9メートル)。打球角度39度の“ムーンショット”だった。

 大谷は2日(同3日)の登板後に右屈曲回内筋群の損傷と診断された。投球再開まで4~6週間。マドン監督は今季中に投手として登板することがないことを明言し、患部の状態を見て指名打者として起用する方針を示していた。今季の残り試合で打者専念となった大谷は5日(同6日)に会見し、「(負傷の影響は)打撃ではないかなと思います。切り替えていきたいと思ってます」と意気込みを語っていた。

 4回無死一、二塁の第2打席では四球で出塁。同1死満塁からスタッシーの右犠飛で4点目のホームを踏んだ。5回1死一塁は左飛、7回2死二塁は中飛だった。右前腕負傷後2試合連続で欠場していたが、7月31日(同1日)の本拠地アストロズ戦以来の打者出場でいきなり結果を残した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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