エ軍アデル「初めてだ…辛いよ」 右飛を“本塁打”にしてしまう痛恨の珍プレーに落胆

平凡なフライを“右越えソロ”にしてしまう珍プレー「そうなって欲しくなかった。辛いよ」
■レンジャーズ 7-3 エンゼルス(日本時間10日・アーリントン)
エンゼルスの若手有望株、ジョー・アデル外野手が9日(日本時間10日)、敵地のレンジャーズ戦で「7番・右翼」で先発出場。5回守備中に平凡なフライを“本塁打”としてしまう珍プレーを犯した。試合後に報道陣のオンライン取材に応じたアデルは「初めてだった。そうなって欲しくなかった。でも、そういうことは起きる。辛いよ」と肩を落とした。
2-5で迎えた5回2死の守備だった。ソラックの打球は右翼後方へ。右翼・アデルは悠々と落下点に入ったが、打球をグラブで弾いてしまった。ボールは右翼フェンスを越えて、まさかのスタンドイン。記録はエラーだが、“ソロ本塁打”をプレゼントしてしまった。その場で頭を抱えるしかないアデル。その後に中堅を守るトラウトから声をかけられた。21歳の大物ルーキーは「ジョークを言いながら、『誰にでもあることだよ』と言ってくれた」と明かした。
ダメ押し点を許す珍プレーに、打席では4打数4三振。この日は攻守でいいところがなかった。マドン監督は「彼はボールを追いかけている時に(足が)もつれたようだ。キャッチするときにボールを押してしまった。一緒に改善に取り組んでいく必要がある。彼自身がよりつらく思っているだろう。つらいことだが、それは恥ずかしいプレーだ」と嘆いたものの、「彼はまだ発展途上だ。これから良くなっていくだろう」と成長を促していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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