MLB平均年俸は昨季4.6億円→今季1.4億円 試合減&ロースター枠拡大で96年以降最低額

開幕時点での平均年俸が129万6000ドル(約1億3750万円)と発表【写真:AP】
開幕時点での平均年俸が129万6000ドル(約1億3750万円)と発表【写真:AP】

60試合制によるMLB機構と選手会の合意によって96年以降では最低の金額となった

 7月23日(日本時間24日)に開幕を迎えたメジャーリーグ。新型コロナウイルスの感染拡大に加え、MLB機構と選手会の協議に時間がかかり約4か月遅れとなった。AP通信は開幕時点での平均年俸を129万6000ドル(約1億3750万円)と発表。1996年以降最低の金額となった。

 AP通信は、平均年俸129万6000ドル(約1億3750万円)について「117万7000ドル(約1億2490万円)だった1996年以降最低の平均額であり、437万5000ドル(約4億6420万円)だった2019年開幕時点から減少している」と言及。今季は60試合制によるMLB機構と選手会の合意によって、本来の年俸の約37%となることから、昨季から300万ドル(約3億1830万円)以上の大幅減となった。

 仮に短縮シーズンとならなかった場合、本来受け取るはずだった平均年俸は452万ドル(約4億7960万円)と算出。アクティブロースターの枠が25→30人に拡大されたことで、故障者リストを含めた開幕ロースターの人数が昨季の878人から1007人に大幅増。これによって最低保証年俸56万3500ドル(約5980万円)やそれに近い年俸の選手が増えたため、予想よりも低い金額となった。

(Full-Count編集部=AP)

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