鷹・工藤監督、4勝目の和田のリフレッシュ休暇を示唆「空けるところは空けます」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

9番の松田宣が2本の適時打「9番がいいのかな?」

■ソフトバンク 6-0 オリックス(12日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームでのオリックス戦に6-0で快勝した。先発の和田毅投手が7回途中まで無失点の好投。日曜日の楽天戦から3連勝とし、首位タイに踏みとどまった。

 試合後の工藤公康監督は、好投した和田について「ストライクゾーンから大きく外れるボールがないということと、ボールが先行してもカウントが取れていた」と振り返りながら「決め球もいいところで投げていたし、高谷君のリードも相手の狙い球を外していた」と、1学年違いのベテランバッテリーの働きを称えた。

 和田の次回登板に関しては「これから投手コーチを話をして」としながらも「空けるところは空けます。いいピッチングをしたから疲労が貯まらないというわけではないし、リフレッシュすることでまた状態を良くして投げてくれると思います」と、一度リフレッシュのために登録抹消する方向であることを示唆した。

 7回途中からは2番手で高橋礼をマウンドに送ったがいきなりの死球。2死満塁というピンチを招いた。工藤監督は「死球は想定外です」としながらも「まあ、腕を振った結果が死球になったことは相手に申し訳ないけど、後をしっかり打ち取れたのでね」と、無失点で終えたことにホッとした表情。やや安定感を欠く高橋礼には「ボールはいいのでもっと自信を持って大胆にいってほしい。このチーム状態の中では彼にしっかりと7回を投げてほしい」と、サブマリンの奮起を促した。

 また、指揮官が「今日は素晴らしいタイムリーを打ってくれた」と絶賛したのが松田宣だ。2死二、三塁から均衡を破る2点打に「これをまた明日に繋げてくれたら、どんどん調子も上がってくるでしょう」と期待を込めつつ「(松田には)9番がいいのかな?(打順を)動かしてまた打てなくなったりするとあれなので、ちょっとまた考えます」とおどけていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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