「打者3人をかけて1点を…」専門家が解説する原監督のサヨナラ勝利へのシナリオ

代打の起用順にもポイント先に亀井ではなく若林だった理由「2番で決すると読んでいた」

 その後、吉川尚は二飛に倒れて1死二塁に。次は投手・中川皓太投手の打順で、いったんは亀井が準備をしていたが、若林晃弘内野手が打席へ。一ゴロに倒れて2死となり、1番・坂本勇人内野手は申告敬遠。一、三塁の場面で亀井が代打でコールされ、初球の150キロ直球を中前にはじき返した。一振りで決めたベテランの力はさることながら、野口氏は代打の起用順に注目した。

「原さんは、2番の打順で勝負が決すると読んでいたのではないでしょうか。だから先に若林を使い、坂本が歩かされた後に亀井を起用できた。先に亀井が代打でいっていたら、歩かされていたと思います。そうなると、途中出場で2番に入っていた松原(聖弥)が試合を決めなきゃいけない状況になっていたでしょう」

 ズバズバと起用が的中したのはもちろん「この采配が一瞬で思い浮かぶ原さんは、やっぱりすごい!」と野口氏は驚きを隠さない。このまま巨人が独走態勢へ……。そうなったとしても十分に納得できるほどの激勝だった。

(小西亮 / Ryo Konishi)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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