レンタカー41台で約480キロ移動 カージナルス、44日間で53試合戦う過酷日程へ
新型コロナ集団感染のカージナルスは16日から活動再開、米USAトゥデイ紙「MLB史上最も過酷かもしれない」
新型コロナウイルスの感染者が続出したカージナルスが超過酷な日程が臨むことになった。7月末からチーム内に感染者が発生し試合が延期となっていたが、15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦からレギュラーシーズンの戦いを再開させ、44日間で53試合を戦うという、とてつもないハード日程を消化する。
米メディア「USAトゥデイ」は「44日間で53試合:カージナルスが遠征に出発」とする記事を掲載し、カージナルスのハード日程を紹介。カージナルスナインは密を避けるため、バスではなく、41台のレンタカーに分乗し、本拠地セントルイスから約480キロ離れた敵地シカゴへの遠征に出発したという。
カージナルスではヤディアー・モリーナ捕手をはじめ選手、スタッフ18人が新型コロナウイルスに感染。7月29日のツインズ戦を最後に、試合は延期となっていた。15日(同16日)のホワイトソックス戦はいきなりダブルヘッダー。19日(同20日)のカブス戦まで5日間で3度のダブルヘッダーで計8試合を消化。記事でも「MLB史上最も過酷かもしれない日程が始まった」と、その過酷さを伝えている。
記事ではカージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長のコメントも紹介。モゼリアック編制本部長は「我々は不満を言いません。もちろん、日程を見ると難しいです。簡単でないと誰もが思うでしょう。しかし、このチームはかみ合えば、大変良くなります。我々はそう信じています」と語っている。
(Full-Count編集部)