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4番が打つと「印象はだいぶ違う」専門家が語る中日・ビシエドの復調の意味

最下位(15日時点)ながら、8月に入って7勝5敗2分と少しずつ調子を上げてきている中日。この日も大野雄大の好投で4-1と勝利。その要因は何なのだろうか。巨人で活躍した元楽天ヘッドコーチの野球評論家、松本匡史氏は、ここ1週間で状態を上げてきた4番のダヤン・ビシエド内野手の存在を挙げる。

中日のダヤン・ビシエド【写真:荒川祐史】
中日のダヤン・ビシエド【写真:荒川祐史】

巨人でプレーし、楽天でヘッドコーチを務めた松本匡史氏が解説

■中日 4-1 巨人(16日・東京ドーム)

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 最下位(15日時点)ながら、8月に入って7勝5敗2分と少しずつ調子を上げてきている中日。この日も大野雄大の好投で4-1と勝利。その要因は何なのだろうか。巨人で活躍した元楽天ヘッドコーチの野球評論家、松本匡史氏は、ここ1週間で状態を上げてきた4番のダヤン・ビシエド内野手の存在を挙げる。

 16日の巨人戦では4打数無安打に終わったが、前日15日には5年連続の2ケタとなる10号2ラン。6試合連続安打となる1発を放ち、チームを勝利に導いた。そんな来日5年目の助っ人について、松本氏は「今日は結果は出なかったが、状態は悪くない。スイングも問題ないし、これから調子も上がってくると思う」と、展望を語った。

 ビシエドはこの日は巨人先発・畠の前に遊ゴロ、右飛、空振り三振。デラロサからも見逃し三振を喫し、連続試合安打は6でストップした。だが、松本氏は「今日は甘い球を打ち損じ、いくつかファールにしてしまったことで三振もしたが、調子が悪かった以前と比べ、振りがだいぶ変わってきた。打ち方は悪くない」と分析する。

 8月に入って調子を落とし、29打席連続無安打を記録するなど、なかなか結果が出ていなかったビシエド。だが、8月9日の巨人戦で30打席ぶりの安打を放つと、その後、6試合で8安打4打点。前日15日には、4回無死一塁から巨人先発・田口の内角球を捉え、左翼席へと運んだ。7月19日以来、約1カ月ぶりのアーチだった。さらに9回にも鍵谷からフォークを左前打。3試合ぶりのマルチ安打で、同じキューバ出身のロドリゲスに来日初勝利をプレゼントした。

 そんな頼れる主砲に、松本氏も復調の兆しを感じ取っている。
「あの本塁打はきっかけになる。内角に入ってくる球に対して、軸回転でしっかり回っているし、横からのスイングを見ても全く崩れていない。調子が悪い時はフォームのどこかが崩れているが、ヒットが出始めると、その打ち方を体が覚えているから、結果も出るようになってくる。これから(状態も)上がっていき、怖い存在になっていくと思います」

 また松本氏は、4番打者の調子の良し悪しが相手投手陣に与える影響についても指摘する。

「中日打線は、ビシエドが調子のいい時と悪い時とで印象もだいぶ違う。逆に巨人は丸が調子を上げてきているが、4番の岡本が調子が良くないので、中日の投手陣にとって今の巨人打線は楽なはずです」

 先発陣も揃ってきて、チームの状態も上向きの中日。今後、打線が打てばまだまだ上位浮上のチャンスも残されているが、その鍵は主砲のビシエドが握っている。

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