元阪神ドリス、完全リリーフを解説絶賛 「日本の影響が見受けられる」

ブルージェイズのラファエル・ドリス【写真:AP】
ブルージェイズのラファエル・ドリス【写真:AP】

18日のオリオールズ戦で完璧リリーフを見せたドリス

■ブルージェイズ 7-2 オリオールズ(日本時間18日・ボルティモア)

 昨季まで阪神でプレーしたブルージェイズのラファエル・ドリス投手が17日(日本時間18日)のオリオールズ戦に2番手として登板した。7回にマウンドに上がると、無安打無失点に抑えて勝利に貢献。パーフェクト投球に地元メディア「スポーツネット・カナダ」の解説も称賛した。

 4点リードの場面で登板したドリス。先頭のレナト・ヌネス内野手へ2球目に投じたスライダーに対して「スポーツネット・カナダ」解説のバック・マルティネス氏は「球速も上がり、スプリットも遥かに良くなっていますし、スライダーも低めに決まってます」と目を見張った。

 さらにマルティネス氏は、ドリスの投球フォームにも注目した。阪神に4シーズン在籍した経歴に触れ「彼の投球フォームには、日本(でプレーした時)の影響が幾分見受けられます。(ドリスのように投球フォームで)あのように間を作る日本出身の投手をこれまでに何度も見てきました。ダイスケ・マツザカ、ケンタ・マエダ、そしてユウ・ダルビッシュもです。彼らは頭の近くにグラブを持っていく際、少しだけ間を置くのです」と説明。日本人メジャーリーガーの名前を上げながら、その影響について語った。

 ここまで9試合に登板して、防御率4.00の成績を残すドリスにとっては、今季から加入した山口俊投手の存在も大きいよう。マルティネス氏は「今日のブルペンでヤマグチと投球フォームなどについて彼は色々話していました。ドリスは日本でプレーしていた際、良い経験を積んだと思います」とも。異国での4年間で培った「ジャパニーズスタイル」は、メジャーの舞台でも息づいているようだ。

(Full-Count編集部)

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