前田健太に地元メディアの称賛止まず「エースのようだ」「PO開幕投手の最有力だ」

本拠地でのブルワーズ戦に先発登板したツインズ・前田健太【写真:AP】
本拠地でのブルワーズ戦に先発登板したツインズ・前田健太【写真:AP】

地元紙スター・トリビューン「ツインズで大きな役割を与えられてイキイキしている」

■ツインズ 4-3 ブルワーズ(日本時間19日・ミネソタ)

 ツインズの前田健太投手が18日(日本時間19日)、本拠地ブルワーズ戦に先発し、9回途中まで1安打1失点12奪三振と好投した。9回先頭に安打を許すまでノーヒットピッチング。史上初の日米ノーヒットノーラン達成こそ逃したが、3回1死から5回まで球団新記録となる8者連続三振を奪う快投。1イニング当たりの走者数を示す「WHIP」はレッズ・バウアー(0.57)に次いでメジャー2位の0.63となった。

 地元メディアからの称賛が止まらない。地元紙「スター・トリビューン」は「ケンタ・マエダがエースのように投げている」としてポストシーズン開幕投手の最有力候補に挙げた。19日の快投は「まさに人目を引く試合だった」と評価。ツインズは前田の後を受けた救援投手が打たれて同点に追いつかれたものの、延長戦で勝利した。同紙は「このような試合では、最も重要なことを見失いがちだ」として前田の活躍を称えた。

「マエダのノーノーは(もし達成できていれば)素晴らしい話題になっただろう。しかし、より大きな視点で考えると、もっと重要なことは、マエダが、今シーズン、エースのような投球をし続けている、ということだ」

 今季は5試合登板し、3勝0敗、防御率2.27。31回2/3で33奪三振をマークしている。同紙は「まだエースではない。もう少し時間が必要だ」としつつも、先発投手として高く評価した。

「今シーズンのマエダの数値は多くは、ドジャースの時代と似たような感じである。ドジャースではブルペンとローテションの間を行ったり来たりさせられたが、彼はツインズで、より大きな役割を与えられ、彼はイキイキとしている」

「まだ、5試合しか投げていないので、確かにサンプルサイズが少ない。しかし、この時点で、マエダはポストシーズンの第1戦で投げる第1候補のように見える。彼は、他のチームの最高の先発投手と対等に勝負できる誰か、のように見える」

 チームは19日(同20日)まで16勝9敗で地区首位を走っている。地区優勝へ導く前田の投球を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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