メジャー初勝利の山口俊に地元メディア“手のひら返し”「本当に別人に見える」

Rソックス戦に登板したブルージェイズ・山口俊【写真:AP】
Rソックス戦に登板したブルージェイズ・山口俊【写真:AP】

カナダのコラムニストは“謝罪”「ヤマグチに厳しく当たっていました…」

■Bジェイズ 9-1 Rソックス(日本時間27日・バッファロー)

 ブルージェイズの山口俊投手は26日(日本時間27日)、ニューヨーク州バッファローで行われたレッドソックス戦の3回から2番手として救援登板。メジャー自己最長4回を投げて2奪三振2四球2安打1失点と好投し、メジャー初勝利を挙げた。

 2点リードの3回からマウンドへ。4回2死からモアランドに左越えソロを浴びたが、5回は3者凡退。6回2死一塁から強打者ボガーツを空振り三振に仕留めて初勝利を手繰り寄せた。8月は6試合で計11回2/3を投げて防御率1.54。地元メディアから称賛が相次いだ。

 地元放送局「スポーツネット・カナダ」でリポーターを務めるベン・ワグナー氏は「(雨の中でロングリリーフをした)シュン・ヤマグチは直近数回の登板で本当に成長した」と称賛。同局のマイク・ウィルナー氏は「メジャー初勝利おめでとう、シュン・ヤマグチ! 7月のヤマグチは酷かった。ヤマグチの8月(今日の試合含む):11回2/3投球回、被安打5、2失点、与四球5、12奪三振。彼と対戦した打者の打率は.132」と活躍を伝えた。

 地元メディア「トロントスター」のコラムニスト、グレガー・チゾム氏は“謝罪”のツイートをした。「今シーズンの前までは、私はヤマグチに対して厳しく当たっていました。理由は今季序盤の投球の出来だけではなく、彼のスプリングトレーニングとサマーキャンプでの仕上がり具合によるものだった。彼はここしばらくの間、本当に別人に見えるとして指摘せざるを得ない」。

 7月は0勝2敗、防御率36.00だった。海外メディアも海の向こうからやってきた右腕の投球に賛辞を送っている。

(Full-Count編集部)

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