DeNA、ラミレスマジック炸裂! またも国吉の一打に「バットを持っていれば何かが起こる」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

今月10日阪神戦では勝ち越し二塁打と打撃でも貢献

■DeNA 9-3 ヤクルト(29日・横浜)

 首位・巨人を4.5ゲーム差で追う2位・DeNAは29日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦で今季最多タイの15安打を放ち、9-3で大勝。アレックス・ラミレス監督の積極采配が実り、3連勝を飾った。

「ああいう選手交代をして、それが機能した」。ラミレス監督が試合後に自画自賛したのは、2-3の1点ビハインドで迎えた5回の采配だ。この日の先発投手で、チームトップタイの5勝を挙げている大貫を4回3失点で早々と諦め、この回から国吉をマウンドに送った。すると国吉は最速158キロの速球がうなりを上げ、坂口、山田哲、青木を3者三振に切って取り、試合の流れを引き寄せる。

 さらに、ラミレス監督がその裏の攻撃で先頭打者の国吉をそのまま打席に送ると、強烈なピッチャー返しの中前打を放ち出塁。これを皮切りに、この回一挙5安打5得点のビッグイニングが生まれたのだった。

 国吉の打撃といえば、今月10日の阪神戦で、自身7年ぶりの安打を、決勝2点二塁打で飾ったばかり。ラミレス監督は「彼を打席に送るというリスクを取り、それがいい結果につながった。バットを持って打席に入っている以上、当たれば何かが起こるのが野球だ」と大喜び。「彼が練習で非常にいいスイングをしていたのを覚えている。だからこそ、前回(阪神戦)も今回も、ああいうヒットが打てたのだろう」と付け加えた。

 結局計6投手のリレーで相手の反撃を断ち、首位・巨人との4.5ゲーム差をキープ。打線では、昨季本塁打、打点の2冠に輝いたソトが5打数2安打4打点。今季打率トップを走る佐野も5打数4安打2打点と打棒を振るった。ソトは今季9本塁打、36打点で、タイトル争いでは巨人・岡本らに水をあけられているが、ここにきて調子を上げ、ロペスやオースティンが戦線離脱中の打線を、佐野とともに支えている。

 ラミレス監督は「ソトは投球へ確実にコンタクトして、チームの得点につなげようという姿勢が見える。本塁打はもっと打っていてもおかしくないが、これからどんどん出るだろう」とたたえた。パワフルな打撃と知将の“マジック”で、独走を目論む巨人を逃がさない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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