「メジャーリーグで今ベストの投球」 6連勝のダルビッシュに相手打者も脱帽

敵地レッズ戦のダブルヘッダー第1試合に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
敵地レッズ戦のダブルヘッダー第1試合に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

ダルビッシュにこの日3打数無安打2三振を喫したレッズの打者バーンハート

■カブス 3-0 レッズ(ダブルヘッダー第1試合・日本時間30日・シンシナティ)

 カブスのダルビッシュ有投手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたレッズとのダブルヘッダー第1戦に先発し、メジャートップタイの6勝目をマークした。6回を投げて7安打無失点8奪三振。7月31日の本拠地パイレーツ戦から6試合で6連勝とし、日本人投手としては1995年の野茂英雄氏、2002年の石井一久氏以来、3人目の6戦6勝となった。この日の投球に、相手チームの打者も脱帽。絶賛の声を上げている。

 初回から3者凡退と上々の立ち上がりを見せたダルビッシュ。2回2死一塁での秋山翔吾外野手との9年ぶりの対戦は初球でファウルを奪ったが、打撃妨害(捕手失策)で出塁を許した。4回2死での秋山の第2打席はダルビッシュが投ゴロ失策。6回先頭で迎えた3度目の対決は右前打を許した。それでも、レッズ打線に最後まで得点を許さずに6回を無失点。7本の安打を浴びながらも粘りの投球を披露した。

 そんなダルビッシュを前にこの日3打数無安打2三振を喫したレッズの打者バーンハートは「僕にとっては、彼の投球は緩急だ。68マイル(約109キロ)から僕に投げた最後の球は、確か97マイル(約156キロ)だった。30マイル(約48キロ)の差があったので、少し難しかった」とその投球術を称賛。「彼は多く種類の変化球を投げるので、97~98マイル(約156~158キロ)の投球を気にしないといけないなんてちょっとクレイジーだけど、彼に対しては、そんな風にいろいろと考えながらアプローチをしないといけない」と右腕との対戦の難しさを語った。

 さらに「今日は強く打てたり、いい感じになったときもあったが、彼はいつもうまく切り抜ける投球をした。彼はメジャーリーグで今ベストの投球をしている1人で、今日もそのような投球だった」とダルビッシュを絶賛したバーンハート。相手打者もその投球には脱帽のようだ。

(Full-Count編集部)

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