西武内海、743日ぶり白星の移籍後初勝利! 両足つっても5回0封「粘り強く投げれた」
昨年は自身初の1軍登板なし、背水の陣で挑んだ移籍2年目に待望の初勝利
■西武 4-2 ロッテ(2日・ZOZOマリン)
西武の内海哲也投手が2日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦に先発。5回2安打6奪三振無失点の好投で移籍後初勝利を挙げた。巨人時代の2018年8月21日DeNA戦以来、743日ぶりの白星を手にした。チームは4-2で勝利し4連勝を飾った。
ベテラン左腕が巧みな投球術でロッテ打線を手玉にとった。初回は先頭の中村奨に四球を与えるも後続を打ち取り無失点。2回も先頭の安田に四球を許したが井上、清田を連続三振、菅野を投ゴロに抑えた。
3、4回は3者凡退に抑えここまでノーヒットピッチングを見せる。5回2死から菅野にこの試合初安打となる一塁内野安打を浴びると田村にも右前打を許し2死一、三塁のピンチを背負う。だが、和田を三邪飛に仕留めピンチを切り抜け無失点に抑えお役御免となった。
内海は降板後、球団を通じ「初回、2回と先頭打者をフォアボールで出してしまいましたが、全体的に粘り強く投げることができたと思います。柘植とはファームで何度もバッテリーを組んでいましたので、自分のいいところを引き出してうまくリードしてくれました。最後は両足のハムストリングをつって降板してしまいましたが、先発投手として次はこのようなことがないようにしたいです」とコメント。
打線は直後に1死一、二塁からメヒアの右飛で二走の外崎がタッチアップ。右翼マーティンが三塁へ大暴投を投じ外崎が一気に生還し先制。さらに7回には木村がバックスクリーンへ4号ソロを放ち貴重な追加点を挙げた。
内海は長年、巨人のエースとして活躍した2018年オフに炭谷銀仁朗捕手のFA移籍で人的保障として西武に移籍。満を持して2019年は新天地でスタートしたが相次ぐ故障で自身初の1軍登板なし。オフには左前腕の手術を受け今季も開幕1軍を逃していた。