「フォーム修正うまくいっている」 山口俊が会見、上向く状態へ手応え

ブルージェイズ・山口俊【写真:AP】
ブルージェイズ・山口俊【写真:AP】

今季ここまで9試合に登板して1勝3敗、防御率4.11

 ブルージェイズの山口俊投手が2日(日本時間3日)、敵地でのマーリンズ戦前にメディアの共同オンライン会見に臨み、メジャー1年目の現状について語った。

 巨人から今季ブルージェイズに移籍した山口。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れ、難しい調整を強いられる中でメジャー1年目を迎えた。初登板となった7月26日(同27日)のレイズ戦では延長タイブレークで登板して負け投手になった。

 さらに7月29日(同30日)のナショナルズ戦でも延長タイブレークでリリーフ登板し、負け投手に。苦しいメジャーデビューとなった。それでも8月に入って、徐々に投球内容は安定。8月26日(同27日)のレッドソックス戦ではリリーフで4イニングを1失点に封じてメジャー初勝利と手にした。

 9月1日の(同2日)のマーリンズ戦では2回2/3を投げ、勝ち越し弾を被弾して負け投手となったものの、ここまで9試合に登板して1勝3敗、防御率4.11という成績になっている。

 この日、会見に臨んだ山口は「フォーム修正というのがうまくいっているので、それを意識して継続しつつ、さらにいいパフォーマンスができるようにと工夫しながらやっています」と、現状を分析。「自分としてはやっと1球1球の意図をもって投げられる。空振りなのか、ファウルなのか、打ち取らせるのか、そういうのをマウンドでイメージしながら、投球ができるようになってきたのかなと感じています」と語る。

 徐々に低めに武器のスプリットが集まるようになり、三振も奪えるようになってきている山口。自身でも「低めのまっすぐ、低めのスプリットというのがやっと投げれるようになってきたので、より高めの真っ直ぐというのが結果がでなくても、次のフォークだったりで勝負できたりという風に自分のイメージが湧いてきましたね」と話す。

 ブルージェイズは現在、19勝16敗でア・リーグ東地区3位。2位のヤンキースとは1ゲームしか離れておらず、プレーオフ進出の可能性は十分にある。元日本ハムのアンソニー・バースや元阪神のラファエル・ドリスといった日本に縁のある投手がブルペンを支えるブルージェイズで山口も徐々に存在感を示してきている。

(Full-Count編集部)

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