最高の投手は「寝坊して完封した」左腕…飯田氏&川崎氏が選ぶ燕黄金期ベスト9
最強の中継ぎ・抑えは…? 川崎「あのシンカーは打てないっしょ」
川崎「中継ぎはどうしましょうか」
飯田「当時は先発完投型が多かったから、中継ぎは負けゲームで出てくる感じだよね」
川崎「強いて言えば、ノムさんの最後くらいに確立されてきた感じ。僕らのは時は(今と)時代が違いますからね」
飯田「先発が7回、8回投げて、その後は抑え、みたいな流れが多かったね」
川崎「多分、中継ぎの役目が確立されたのは、ここ10年、15年くらいだと思いますよ」
飯田「そうしたら(90年代は)高津監督しかいないでしょ」
川崎「そうですね。あのシンカーは打てないっしょ。ビックリしますよね。誰も打てないんですから(笑)」
飯田「初見だったら打ちづらいでしょうね。本当に浮き上がってから沈むんで」
川崎「イメージ的には左ピッチャーのカーブみたいな感じだと思うんです」
飯田「軌道が描けないんですよ、最初。シンカーって言っても、高っちゃんのは右に落ちたり、左に落ちたりする。そんなにスピードピッチャーでもないのに、あれだけセーブが取れる(NPB歴代2位の286セーブ)って、なかなか出てこない」
川崎「あれは打たれなかったな。高っちゃんがシンカー投げれば空振りだと思ってましたもん。それくらい凄かったですよね」
飯田「コントロールもすごく良かったからね。古田(敦也)さん、楽しかっただろうね(笑)。思い通りの配球ができて、思い通りの結果が残せるんで、楽しかったと思います。これはもう間違いないね」
川崎「高津監督で」