ダルビッシュ7連勝に米メディア称賛の嵐「CY賞トップ候補」「圧倒的な支配力」

カージナルス戦に先発登板し7勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カージナルス戦に先発登板し7勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュは7回で今季最多タイ11奪三振で1安打1失点、日本人初の7戦7勝

■カブス 4-1 カージナルス(日本時間5日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は4日(日本時間5日)、メジャートップの7勝目を挙げた。本拠地のカージナルス戦で先発して7回1安打1失点と圧巻の投球を披露。今季最多タイ11三振を奪った。7試合連続のクオリティスタートで日本人投手初の7戦7勝の快挙を達成。リーグトップの防御率1.44(メジャー2位)、63奪三振(メジャー3位タイ)となり、リーグ投手タイトル3冠に立った。最速は96.7マイル(約155.6キロ)。チームは2位・カージナルスとの直接対決を4-1で勝利し、地区首位を守った。

 5回まで完全投球。6回先頭・カーペンターに右中間ソロを浴びてパーフェクトは途絶えたが、7回は主軸のゴールドシュミット、ミラーから96マイル台(約154キロ)のフォーシームで2者連続三振を奪った。7回101球(ストライク69球)を投げ、無四球、1安打1失点。2試合ぶり2桁となる11三振を奪った。2桁奪三振は今季3度目で通算43度目だ。

 米メディアも称賛するしかなかった。大リーグ公式サイトは「ユウは、またしても好投してサイ・ヤング賞への可能性を高めた」と見出しで絶賛。記事ではこう伝えた。

「短縮された今シーズンにユウ・ダルビッシュが、ナ・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれるだろうという大胆なシーズン前の予想は、もはや大胆な予想とは言えなくなった。打席に立った打者の困惑した表情、弱々しいスイングを見れば、ダルビッシュの圧倒的な支配力は明らかだ。金曜の夜の投球で、ダルビッシュはサイ・ヤング賞の候補として自己の存在を再びアピールした」

 地元放送局「NBCスポーツ」は「ダルビッシュはもう少しでパーフェクトだった」と見出しを取り、「カブスのエースは今夜、彼は対戦した打者の半分を三振に仕留めて、セントルイスを困惑させた」と称えた。地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は昨季ポストシーズン進出を逃したことを伝え、「今年は違うと信じている。もしそうなら、その理由は、金曜日に投げた彼らの投手(ダルビッシュ)だ」とMVP級の活躍と報じた。AP通信も「ダルビッシュは素晴らしい7イニングを投げ、7連勝を飾った。34歳のダルビッシュが、サイ・ヤング賞のトップ候補に見える」と日本人初の快挙を期待した。

 2日(同3日)には8月(7月を含む)のナ・リーグ月間最優秀投手を初受賞。日本人初のサイ・ヤング賞を予感させる圧巻の投球となった。

(Full-Count編集部)

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