前田健太、18者連続アウトの力投を指揮官絶賛 7回途中3失点も「素晴らしかった」

タイガース戦に先発したツインズ・前田健太【写真:AP】
タイガース戦に先発したツインズ・前田健太【写真:AP】

指揮官悩ませた7回途中降板「1球2球の差で投げ続けたかもしれない」

■ツインズ 4-3 タイガース(日本時間6日・ミネソタ)

 ツインズの前田健太投手は5日(日本時間6日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、7回途中2安打3失点と好投した。勝敗はつかなかった。同点の7回途中で降板、リリーフが勝ち越しを許したものの、チームが9回にサヨナラ勝ちしたため、前田の黒星は消えた。

 初回、先頭のレイエスに先頭打者本塁打を被弾。いきなり先制点を奪われた前田だが、その後は圧巻の投球を見せた。2回はカストロ、スチュワートから三振を奪って3者凡退。3回、4回、5回、そして6回と3者凡退に仕留めて1人の走者も許さずに、先頭打者弾のあとは18者連続でアウトを奪った。

 同点で迎えた7回に先頭のスクープに四球、続くカブレラには左前安打を許して、無死一、三塁のピンチとなったところで前田は降板に。代わったクリッパードがキャンデラリオに右前適時打、ボニファシオに中前適時打を浴びて勝ち越し点を献上したため、前田は7回途中2安打3失点となった。

 チームがサヨナラ勝ちしたため、勝敗はつかなかった前田。7回こそ失点したものの、そこまでは見事な投球だった。ツインズのロッコ・バルデリ監督は「ケンタは素晴らしかった。彼は今日もまた、効率のよい投球をした。とにかく彼の努力は素晴らしかった。最初から、終わりまで、大奮闘してくれた。彼が投げるたびに、何が起こるか楽しみにしている」と賛辞を惜しまない。

 7回無死一、三塁、91球での降板について、指揮官は「彼が今夜のような投球を見せているときは、なるべく長く投げ続けさせたいとは思った。1球2球の差で投げ続けたかもしれない」と語り、難しい判断だったことを明かしていた。

(Full-Count編集部)

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