DeNA、7点ビハインド追いつき執念ドロー ラミレス監督「非常に大きい」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

5回までに7点をリードされるも、6回の集中打で追いつく

■DeNA 7-7 阪神(8日・横浜)

 DeNAは8日、本拠地・横浜スタジアムでの阪神戦で一時7点あったビハインドを追いつき、執念の引き分けに持ち込んだ。0.5ゲーム差の3位阪神との初戦。5回までに大量リードを許したが、6回に打者11人の猛攻で一挙7点を奪って追いついての引き分けに試合後のラミレス監督は「この引き分けは非常に大きい」と満足そうな表情だった。

 6月25日以来の先発となったドラフト2位ルーキー坂本が大山に2本塁打を浴びるなど、5回7失点と試合を作れなかった。それでも、2番手以降の6投手が無失点で繋ぎ、指揮官は「坂本は7失点で降板となったが、その後はリリーフ陣がいい仕事をしてくれた。特に山崎康が非常によかった。いつもと違う場面での16球は、今までと違うヤスアキだった」と、6回にマウンドに上がり3者凡退で、直後のビッグイニングを呼び込んだ元守護神の名前を挙げた。

 打線は佐野の3ラン本塁打など、1イニングに6安打を集中させてビハインドを一挙に跳ね返した。指揮官は「あのイニングは打線の全てが噛み合って同点にすることができた」と驚いた様子。「リクエストのプレーは、ベンチから見ていたらセーブに見えたが、まあ仕方がない」と、大和の適時打で二塁走者の神里が刺されて勝ち越しを阻まれたクロスプレーを悔やんだ。

 この3連戦は、毎年恒例となっている「YOKOHAMA STAR NIGHT」のイベントが試合後に行われている。初戦を勝利で飾ることはできなかったものの、ラミレス監督は「素晴らしいイベントの中で勝ちことはできなかったが、負けることもなかった。明日は是非とも皆さんに勝ちを見せたい」と、明日以降の試合に向けて意気込んでいた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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