亡き母への思い込め登録名変更…マリナーズ・ゴードン「世界一美しかった」

マリナーズのディー・ゴードン(左)【写真:AP】
マリナーズのディー・ゴードン(左)【写真:AP】

ゴードンが7歳のとき、母ストレンジさんは当時のボーイフレンドに銃殺された

 昨季現役を引退したイチロー氏の“愛弟子”として知られ、2015年、2017年にはシーズン200本安打も放ったマリナーズのディー・ゴードン内野手。そんなゴードンには、幼少期に母親を殺された悲しい過去がある。米メディア「ブリーチャー・レポート」が、母親に敬意を表しこの程ラストネームを変更したゴードンについて伝えている。

 ゴードンの母ストレンジさんはゴードンが7歳のとき、当時ボーイフレンドだったリンフォード・シュルツに銃殺され、シュルツは殺人の容疑で5年服役した。MLB公式サイトのグレッグ・ジョンズ記者によると、ゴードンはそんな母ストレンジさんを称えるため、今後ディー・ストレンジゴードンという名前及び登録名にしたいと球団に伝えたという。

 ちなみに実名は「ディバリス・ストレンジゴードン」。ルーキーリーグ時代、場内アナウンサーがフルネームをひどく間違って発音したため、単純にディー・ゴードンと呼んでほしいと頼んだことを、2019年にブリーチャー・レポートのスコット・ミラー記者に明かしている。

 その際「彼女はこの美しい笑顔を持っていたんだ」「彼女は世界で一番美しい女性だったと思う。彼女はとてもスイートだった」と母親について語ったというゴードン。「今や私も大人なので、彼女が私のためにしてくれたことは全部わかっている」と、32歳、メジャー10年目の節目に愛する母への思いからラストネーム変更を決めた。

(Full-Count編集部)

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