「これは本当の野球じゃない」 最強左腕カーショーがタイブレーク制ルールに猛反発

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】

10日延長戦で勝利も通算174勝カーショー「もう2度とこのルールでプレーすることはないと願っている」

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が今季のレギュラーシーズンで導入されている延長戦ルールに異を唱えた。9日(日本時間10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦でチームは延長10回で勝利したが、エース左腕は「これは本当の野球ではない」と語った。米スポーツ局「ESPN」が伝えている。

 カーショーはこの日先発で5回4安打4失点。同点に追いつかれた場面での降板となった。チームは無死二塁で始まる延長10回にテイラー、ポロックの適時打で勝ち越したが、通算174勝左腕は延長戦ルールに納得してないようだ。「しかし今年はこれで問題はないよ。もう2度とこのルールでプレーすることはないと願っている」。

 一方で、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はカーショーと異なる見解を口にした。「今のところで我々はこのルールで得点もそこそこ決められているし、個人的には(延長でのルールは)本当に喜ばしいこと。試合時間もかなり短くなっていると思う。とてもうまく(延長でのルールが)行われていると感じている。そして我々の選手たも、その状況で非常に良い仕事をしている。ずっと行ってもらいたい。ポストシーズンでは好ましくないが」。この延長戦の特別ルールはポストシーズンでは実施されないが、同じチーム内でも賛否両論に分かれているようだ。

(Full-Count編集部)

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