大谷翔平は「打撃が完全に狂っている」 3試合連続欠場、極度の不振にLA紙も辛辣

ベンチスタートが続くエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
ベンチスタートが続くエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

17日で3試合連続欠場、マドン監督「さらに状態が悪化してしまうこともある」

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦を欠場した。4試合連続のベンチスタートで、3試合連続の欠場となった。地元メディアの論調も厳しくなってきた。

 今季37試合出場し、打率.189、5本塁打、20打点、7盗塁。打席は11日(同12日)の敵地・ロッキーズ戦が最後となっている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は8月23日のアスレチックス戦で剛腕モンタスから放った5号3ランについて「完璧に調和し、噛み合っていた」と評価した上で、その後の打撃を厳しく指摘した。「そしてそこから、全てが崩壊した。オオタニはあのスイングを継続的に繰り返すことができていない。そして彼の打撃のメカニックが完全に狂っている」。

 17日(同18日)のダイヤモンドバックス先発は左腕ヤング。今季、大谷は左投手に対して39打数6安打の打率.154と苦戦している。「正直言うと、彼はうまくバットを振れていない。それに何人かの投手と対戦することで更に状態が悪化してしまうこともある。そうなったら彼にとっては増々難しい状況にもなってしまうだろう」とマドン監督。17日のスタメン復帰も難しそうだ。

 チームはポストシーズン進出へ20勝30敗の地区4位と厳しい位置にいるが、決してあきらめているわけではない。マドン監督は「もしこれが通常の4月、5月であるなら、彼は試合に出て対処していくだろう。しかし、現状ではその機会を与える余裕は我々には無い。しかし彼なら大丈夫だ。糸口を見つけていくだろう」と話したが……。二刀流復活が期待されたメジャー3年目は試練の年となっている。

(Full-Count編集部)

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