「気持ち悪い」ほどのカーブの落差…CY賞最有力ビーバーの“魔球”に解説も唸る

インディアンスのシェーン・ビーバー【写真:AP】
インディアンスのシェーン・ビーバー【写真:AP】

リーグトップの8勝目を挙げたビーバー、防御率1.74、112奪三振も含め「3冠」

■インディアンス 10-3 タイガース(日本時間18日・デトロイト)

 サイ・ヤング賞最有力と目されているインディアンスのシェーン・ビーバー投手が17日(日本時間18日)、敵地でのタイガース戦に先発し、リーグトップとなる8勝目を挙げた。防御率1.74、112奪三振もリーグ1位で「3冠」の右腕。その好投を支える“魔球”のような変化球も注目されている。

 この日の試合の6回1死走者なしの場面。左打席のカストロの投じた内角低めの球は、大きく落ちてワンバウンド。カストロのバットは見当違いに空を切った。この変化球の映像を、「ピッチングニンジャ」の愛称で高度な分析を行い、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブのロブ・フリードマン氏がツイッターで動画を公開。「シェーン・ビーバー、85マイル(約137キロ)の気持ち悪いナックルカーブ」との言葉を添えた。

 この1球には、現地の中継も注目。解説のリック・マニング氏は「またしてもバウンドしている変化球です。ストライクゾーン下に外れるナックルカーブ、そして空振り。シェーン・ビーバーが三振を奪っています」と強調。さらに打席での心理も踏まえ「打者は球を見てますが、見極めることができません。打者の立場からすると、これは(見極めるのは)難しいことです。『低めに来たから見逃すぞ』と打者は思うものです。マエダが(11日ミネソタで行われた試合で)マウンドに上がった時も私はそう言いました。低めにボールが来たときに打者は『手を出さないぞ』という考えにはなります。しかし、“言うは易し行うは難し”というわけです」と唸った。

【動画】気持ち悪いほどの落差…CY賞最有力ビーバーが投じたナックルカーブの実際映像

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