プホルス「勝つのを助けたい」 歴代単独5位の通算662本塁打にも変わらぬ思い

レンジャーズ戦で2本塁打を放ち通算662本塁打となったエンゼルスのアルバート・プホルス【写真:AP】
レンジャーズ戦で2本塁打を放ち通算662本塁打となったエンゼルスのアルバート・プホルス【写真:AP】

「記録のことはあまり考えない。この球団が勝つことを助けたい」

■エンゼルス 6-2 レンジャーズ(日本時間19日・アナハイム)

 エンゼルスのアルバート・プホルス内野手は18日(日本時間19日)、本拠地・レンジャーズ戦の5回に通算661号本塁打を放ち、660本で並んでいたウィリー・メイズを抜いて歴代単独5位に浮上した。7回には2打席連続の一発で662本に伸ばした。

 プホルスは「5番・指名打者」で先発出場。5回1死の左越え5号ソロでメイズを抜きさると、7回先頭には6号ソロを左中間へ飛ばした。「まだ電話をチェックしてないけど、たぶん、お祝いのメッセージでいっぱいになっていると思うよ」と笑顔を浮かべたが、いつも頭にあるのはチームの勝利だけ。「僕は記録のことはあまり考えないんだよ。毎日ラインナップに入り、この球団が勝つことを助けたいと思っている。ホームランを打ちたいことか、記録のことは考えてない。球団が勝つのを助けたい、いつもそう思っている」と振り返った。

 歴代最多はバリー・ボンズの通算762本。歴代4位のアレックス・ロドリゲスは通算696本だ。マドン監督は「メイズの記録に追いついて、それを超えたことは、とても素晴らしいことだ。今夜(それを見て)まず思ったことは、スタンドにファンがいなくて残念だったということ。彼はとても満足してるだろうけど、ファンに祝ってもらいるチャンスがなかったからね。そのことがとても残念だ。彼は本当に素晴らしい野球選手で、野球というゲームを誰よりも上手くプレーしてきた」と称賛していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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