大谷エンゼルス&秋山レッズは当落線上…熾烈プレーオフ争いが佳境に

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

平野佳寿&菊池雄星のマリナーズはわずかに可能性残す

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合に短縮された今季のメジャーリーグは、いよいよ佳境に入ってきた。22日(日本時間23日)にはインディアンス、カブスがプレーオフ進出を決め、ブレーブスは3年連続、ドジャースは8年連続で地区優勝を果たした。両リーグとも上位8チームが進出する熾烈なプレーオフ争い。日本人選手が在籍するチームも当落線上で負けられない戦いを続けており、目が離せない日々が続く。

 プレーオフに進出できるのは、各地区首位3チームと2位の3チーム、さらに各地区3位以下の中で勝率が高い2チームの計8チーム。すでに地区によっては優勝を決定させたチームもある一方、ぎりぎりの戦いでわずかな望みを繋げているチームもある。

○ア・リーグ
 現時点で、プレーオフ進出を決めているのは6チーム。筒香嘉智外野手のレイズ(東地区1位)や前田健太投手のツインズ(中地区2位)、田中将大投手のヤンキース(東地区2位)を始め、地区優勝を決めたアスレチックス(西地区1位)、ホワイトソックス(中地区1位)、インディアンス(中地区3位)が名乗りを挙げている。

 一方、大谷翔平投手のエンゼルスは厳しい戦いとなっている。所属する西地区では、現在地区2位のアストロズ(28勝27敗、勝率.509)が第6枠でのプレーオフ進出が濃厚。エンゼルス(25勝31敗、勝率.446)は地区3位。また平野佳寿投手と菊池雄星投手が所属するマリナーズ(24勝31敗、勝率.436)も西地区4位と続く。この2チームは、アストロズと争い地区2位枠での出場の可能性も残している。さらに、東地区3位につける山口俊投手のブルージェイズ(28勝27敗、勝率.509)と8枠目の争いにも望みを繋げている。

○ナ・リーグ
 22日(日本時間23日)時点で、プレーオフ進出を決めているのは4チーム。ドジャース(西地区1位)とブレーブス(東地区1位)はすでに地区優勝が決定。さらにダルビッシュ有投手のカブス(中地区1位)とパドレス(西地区2位)も進出を確定させている。

 日本人選手の所属チームでは、秋山翔吾外野手のレッズ(28勝28敗、勝率.500)が中地区3位で、中地区2位のカージナルス(27勝25敗、勝率.519)と地区2位枠の争いを続ける。さらに、現段階でも第7枠で圏内に入っているが、同じ勝率5割でブルワーズ、ジャイアンツも並んでおり、負けられない戦いが続く。

(Full-Count編集部)

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