ビーバーがいなければ…前田健太はサイ・ヤング賞に「間違いなく選ばれていた」
ビーバーは8勝1敗、防御率1.63、驚異の成績で投手3冠確実
23日(日本時間24日)の本拠地タイガース戦で6回3失点と好投し、今季6勝目をマークしたツインズの前田健太投手。今季のレギュラーシーズン最終登板を見事に白星で飾り、節目の日米通算150勝目(NPB97勝、MLB53勝)をあげ、今季は6勝1敗、防御率2.70という好成績を残した。
メジャー全体で見渡しても屈指の好成績を残した前田。1イニングに許す出塁数を示す指標のWHIPでメジャー全体1位をマークするなど、多くの指標でメジャー全体で上位に位置する。投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞クラスの投球内容を誇るが、今季のア・リーグにはまだ上がいる。
それがインディアンスのシェーン・ビーバー投手だ。23日(同24日)のホワイトソックス戦で5回を投げて2安打1失点(自責は0)とし、今季は8勝1敗、防御率1.63と驚異の成績を残す。122奪三振もリーグトップの数字で、インディアンスでは1940年のボブ・フェラー以来となるア・リーグ投手3冠が確実となっている。
輝かしい成績を残すビーバーがア・リーグのサイ・ヤング賞に輝くのはほぼ確実な情勢。そのため、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のツインズ番記者ダン・ヘイズ氏は自身のツイッターで「シェーン・ビーバーが存在していることはケンタ・マエダにとって残念なことだ。マエダは文句なくア・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれていただろう」とし、ビーバーの存在が前田にとって“不運”だったと指摘していた。
(Full-Count編集部)