ダルビッシュ、リーグ単独トップ8勝で防御率2位2.01&3位93奪三振 CY賞へ圧巻7回0封
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7回5奪三振1四球3安打無失点、リーグ2冠バウアーらとのCY賞争いは大混戦か
■カブス 10-0 Wソックス(日本時間26日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、敵地のホワイトソックス戦で先発登板してリーグ単独トップの8勝目を挙げた。日本人初のサイ・ヤング賞をかけた今季最終登板。7回5奪三振、3安打無失点と圧巻の投球を見せた。防御率2.01はリーグ2位、93奪三振はリーグ3位となった。チームは一発攻勢で10-0で完封勝ちし、地区優勝へのマジック1とした。
サイ・ヤング賞へ気合満点だ。初回は先頭・アンダーソンに右前打を許したが、無失点に抑える順調な立ち上がり。2回は3者凡退に抑えた。3回、先頭・エンゲルの中越え二塁打などで招いた2死三塁ではモンカダを3球で見逃し三振。4回もグランダルの四球で先頭打者を出したものの、エンカーナシオンを見逃し三振に仕留めるなど3人で斬った。3イニング連続で先頭打者を出した5回も痛打を許さなかった。
6、7回は3者凡退に抑えた。7回94球(ストライク64球)を投げ、5奪三振1四球、3安打無失点と好投。2試合ぶり今季10度目のクオリティスタートを達成した。防御率2.01は1950年以降では15年アリエッタの防御率1.77に次いで球団2位の好成績だ。
サイ・ヤング賞を争うレッズ・バウアーは5勝4敗だが、防御率1.73、100奪三振でリーグ2冠。26日(同27日)には3年連続CY賞を狙うメッツ・デグロムが最終登板に臨む。それでも、ダルビッシュが日本人初受賞へ気迫満点の投球を見せた。
(Full-Count編集部)
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