ダルビッシュ、最多勝確実の8勝目でCY賞アピール 指揮官「取れる限りの賞を与えたい」

敵地でのWソックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
敵地でのWソックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

サイ・ヤング賞について問われ「自分の選手に投票するよ。何を言ってるんだい?」

■カブス 10-0 Wソックス(日本時間26日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、敵地ホワイトソックス戦に先発し7回3安打5奪三振無失点の快投でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。日本人初の最多勝を決定的にしサイ・ヤング賞争いにも踏みとどまる好投にデビット・ロス監督も「今日は直球が本当に良かった」と称えた。

 ダルビッシュは走者を許しながらも力強い直球と多彩な変化球で得点を許さなかった。2試合ぶり今季10度目のクオリティスタートを達成し、防御率2.01は1950年以降では2015年のアリエッタ(防御率1.77)に次ぐ球団2位の記録だ。

 レギュラーシーズン最終登板で圧巻の投球を見せた右腕にロス監督も「今日は直球が本当に良かった。ここ2、3回とは違うように見えた。それによりカットボールと変化球にもキレがあった。直球の制球も良かったし本当にキレがあった」と賛辞を送った。

 レッズのバウアー、メッツのデグロムとの激しいサイ・ヤング賞争いにも注目が集まる。記者から「同賞の投票権を持っていたら?」と問われた指揮官は「自分の選手に投票するよ。何を言ってるんだい?(笑) ここの選手たちを一番に考えている。選手たちに取れる限りの賞を与えたい」と、ダルビッシュを“後押し”していた。

(Full-Count編集部)

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