ダルビッシュ&前田健太の“リベンジ”にMLB公式期待「特別モチベーションが高い」

ダルビッシュ有は2017年WSの悔しさを晴らせるか【写真:Getty Images】
ダルビッシュ有は2017年WSの悔しさを晴らせるか【写真:Getty Images】

ダルビッシュは17年WSで2戦連続KO、前田は17年から中継ぎだった

 大リーグは29日(日本時間30日)にポストシーズンが開幕する。今季は60試合制ということもあり、通常10チームから16チームがポストシーズンに出場。日本人選手では地区優勝したカブス・ダルビッシュ有投手、ツインズの前田健太投手、レイズ・筒香嘉智外野手ら6選手が出場する予定だ。大リーグ公式サイトは「この13人がリベンジ……そして栄光を切望」としてポストシーズンでの雪辱に燃える男たちに注目。日本人選手ではダルビッシュと前田について言及されている。

 ダルビッシュはレンジャーズ時代の12年はワイルドカードゲームで、16年は地区シリーズでそれぞれ敗戦投手に。ドジャース時代の17年は地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズで2勝を挙げたが、アストロズとのワールドシリーズでは2戦とも2回途中降板した。MLB公式サイトは右腕のワールドシリーズでの登板が強く印象に残っているようだ。

「右腕は2度の先発でそれぞれ5アウトしか取れず、それぞれ自責4とした。ダルビッシュはそのシリーズで球種が読まれていたと信じていたが、2017年のアストロズについて(サイン盗みが)判明したことにより、苦戦した理由について疑念を抱くことになった。3年後、ダルビッシュはついにまた10月にチャンスを得る」。今季は8勝を挙げて日本人初の最多勝を獲得。ワールドシリーズ制覇へ4度目の挑戦となる右腕の快投を期待している。

 前田は29日(同30日)に本拠地で行われるアストロズとのワイルドカードシリーズ初戦で先発する。ドジャース時代はシーズン終盤に先発から中継ぎに配置転換され、ポストシーズン先発は16年10月20日以来1440日ぶりとなる。「この32歳は今年の10月にブルペンにいない。残念な結果となった2016年のプレーオフ以来となる先発のチャンスを得る。ツインズはマエダがシーズンを通してやっていたことを継続することを望んでいる」。前田が切望していた“ポストシーズン先発”にMLB公式サイトも注目しているようだ。

「特別にモチベーションの高い13人」と紹介された記事。他の11選手にはドジャース・カーショーやヤンキース・チャップマン、バエス、ブライアントらカブス5選手がリベンジに燃える選手としてピックアップされた。ワールドシリーズ制覇の栄冠へ挑む選手たちには、それぞれのバックストーリーがある。世界一をかけた熱いバトルに注目していきたい。

(Full-Count編集部)

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