Wソックス右腕が6回まで完全投球の7回1失点 地区S進出へ先勝「目標は勝つこと」

ワイルドカードシリーズで敵地アスレチックス戦に先発登板したWソックスのルーカス・ジオリト【写真:AP】
ワイルドカードシリーズで敵地アスレチックス戦に先発登板したWソックスのルーカス・ジオリト【写真:AP】

ジオリトは7回先頭ラステラに中前打を許した、ラステラ「糸口を見つけられず」

■Wソックス 4-1 アスレチックス(WCシリーズ・日本時間30日・オークランド)

 ホワイトソックスは29日(日本時間30日)、敵地で行われたアスレチックスとのワイルドカードシリーズ第1戦で4-1で快勝した。ルーカス・ジオリト投手が6回までパーフェクトに抑える好投を見せ、地区シリーズ進出へ王手をかけた。

 ジオリトは6回まで6奪三振無安打無失点に抑えたが、7回先頭のラステラに中前打を許した。今年8月25日(同26日)のパイレーツ戦でノーヒットノーランを達成。ポストシーズンでの大記録はならなかったものの、8回0/3で8奪三振1四球2安打1失点と好投した。大リーグ公式サイトはジオリトのコメントを紹介。

「完全試合やノーヒッターを達成することは個人にとって素晴らしい業績だけど、私たちはいまプレーオフを戦っている。ゴールは試合に勝つことだ」「9回が終わった時点で相手を上回れるようチームに可能な限りチャンスを与えることが全てだ。6回を投げようが、7回を投げようが、8回を投げようが、それは関係ない。私はただ、1球1球うまく投げられるように集中していただけだ。完全試合が起こるときは起こるときだ。それは頭になかったよ」と振り返っている。

 7回の中前打で大記録を止めたラステラもお手上げの投球だった。ラステラは大リーグ公式サイトで「彼は試合を通して極めて良い球を投げていた。私たちもいくつかの良いスイングをしていたが、糸口を見つけることができなかった。このような試合では、それがおそらく違いになってくるだろう。彼は速球を効果的に、絶妙なところに投げていた。そしてチェンジアップでタイミングを乱してきた。右打者に対してはさらにスライダーを効果的に混ぜてきた」と振り返った。アスレチックス・メルビン監督も「最近の彼の登板を見ていると、球数を投げさせて苦労させることができるかなと思っていた。それが私たちの計画だったが、うまくいかなかった。彼はストライクを投げ、私たちのバランスを崩し続けた」と脱帽している。

 ホワイトソックスは12年ぶりのポストシーズン進出。ジオリトは「私たちはプレーオフに進出できると確信していた。それができる才能を持った選手で溢れているからね。実際にプレーオフで戦うとなったら、それはいつもと変わらぬ試合だ」と語った。ホワイトソックスのレンテリア監督はジオリトについて、「とてもクールだった。彼はボールをとても、とても良く投げていた。彼は非常に支配的に見えた」と称賛している。

【動画】大舞台で6回までパーフェクト投球!ジオリトが自慢の直球で空振りを奪う実際の映像

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