3連覇が遠のく西武はなぜ苦戦? データも示す埋められなかった“秋山翔吾の穴”

ポジション別得点では山川とメヒアの一塁だけが突出

 次に、西武の各ポジションの得点力を両リーグ平均と比較し、グラフで示した。

西武のポジション別得失点【図表:鳥越規央】
西武のポジション別得失点【図表:鳥越規央】

 グラフでは、野手はポジションごとのwRAA、投手はRSAA(失点ベース)を表しており、赤色なら平均より高く、青色なら平均より低いということになる。

 2019年シーズンはセカンド・浅村の抜けた穴を外崎修汰が補って余りある活躍をしたことにより大きく得点力が減少するということはなかったが、やはり秋山の抜けた穴はそう容易く埋められなかったようだ。

 また多くのポジションで大きなアドバンテージを獲得していた攻撃力も、今季は山川穂高やエルネスト・メヒアが入るファーストだけが突出している。かろうじて森友哉が入るキャッチャー、栗山巧が入る指名打者でプラスの貢献が見える程度だ。

西武の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】
西武の打順別攻撃力【図表:鳥越規央】

 また、打順別の強弱を表すグラフでは、上位打線のマイナスが目立つ。1番打者の出塁率が.269、2番打者も.312では致し方ないだろう。そのためか初回得点確率も22.6%でこれは12球団ワーストとなっている。そのため54%の試合で先制点を許してしまい、先発投手に安心感を与えられず苦戦している。

先発投手のQS率はリーグワースト、なかなか1番は定まらず

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