「夜中3時に僕だったら絶対見ない」ダルビッシュが日本のファンへ独特感謝

本拠地でのワイルドカードシリーズ第2戦マーリンズ戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
本拠地でのワイルドカードシリーズ第2戦マーリンズ戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

無観客シーズンでもファンの応援「感じていた」「僕の力にもなった」

■マーリンズ 2-0 カブス(WCシリーズ・日本時間3日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、本拠地でマーリンズと臨んだワイルドカードシリーズ第2戦に先発。6回2/3を投げ、1被弾を含む5安打6奪三振2四球2失点(自責2)と力投したが、打線の援護なく0-2で敗れた。

 今季はコロナ禍により開幕が遅れ、レギュラーシーズンは60試合に短縮。シーズンを通じて無観客試合として実施されるなど、例年とはまったく違うシーズンとなった。だが、地元シカゴのファンの想いは、34歳右腕に届いていたようだ。

「地元のカブスファンっていうのはすごく、僕もここへ来た時にすごくビックリしましたけど、すごく熱烈ですごいたくさんのファンがいつも来てくれる。(球場で試合を)すごい見たい人もたくさんいたと思うんですけど、それをテレビであったりラジオであったりでしか、応援する術がなかった。でも、球場に入る時とか『頑張れ』って言ってくれたり、ツイッターとかでもそう。いろんなサポートっていうのは、直には感じられなかったですけど、しっかりそれは僕は感じていたので、まずカブスのファンの人たちには感謝したいと思います」

 日本のファンも渡米が叶わず、今季はテレビやインターネットでの映像を通じて応援。ただ、時差の都合上、本拠地シカゴでのデーゲームの場合、日本は深夜3時スタートという厳しいスケジュールだった。ダルビッシュは「日本からでも、こうやって今日みたいに夜中3時に起きて見ましたとか(声が届いた)」と明かした上で、照れくさそうに笑いながら続けた。

「僕だったら絶対に見ないですけど(笑)。そんな時間に起きたくないから。でも、そうやって自分の睡眠時間を削ってくれたりとか、楽しみにしてくれたりとか、僕のピッチングを見て『今日もまた頑張れる』っていう声とか(届いた)。今年はすごく僕が良かったっていうのもあるけど、そういうのは僕の力にもなったので、本当にいろんな人に感謝しかないです」

 近くで、そして遠くから応援してくれるファンのためにも、来季こそは世界一を手に入れたい。

(Full-Count編集部)

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