鷹、首位固めの3連勝 3連投で100セーブ王手の森に指揮官「欲を言えば明日も…」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

先発の東浜は8回1失点で6勝目、柳田が決勝の先制25号ソロ

■ソフトバンク 2-1 日本ハム(3日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは3日、本拠地PayPayドームでの日本ハム戦に2-1で勝利し、10月に入って負けなしの3連勝を飾った。先発の東浜巨投手が8回途中1失点の好投を見せ、1点のリードをブルペン陣が守り抜いた。

 試合は東浜と有原の開幕投手同士による投手戦。2回、柳田悠岐の豪快な25号ソロでソフトバンクが先制。6回には栗原陵矢のタイムリーで1点を追加した。日本ハムは8回に代打・王柏融のテラス弾で1点差に迫り、ここで東浜は降板。9回は3連投となる森唯斗が抑えて通算99セーブ目を挙げた。

 試合後、工藤公康監督は6勝目を挙げた東浜について「下(半身)がだいぶ安定してきたし、カーブでカウントも取れてピッチングの幅が出てきた。下が安定したことによって、真っ直ぐであったりスライダーであったり、落ちる球のシンカー系が自分の中でコントロールできるようになってきた。コンディショニングがいい状態で来ていることが一番大きい」とうなずいた。

 9回に試合を締めた森は3連投となったが「タフネスぶりは相変わらず。3日間のうちで今日が一番球が走っていたし、キレもコントロールも良かった。欲を言えば明日も行ってもらいたいくらい」と笑いながら守護神の活躍を評価した。

 6回、右翼方向に打球を運んで二塁にヘッドスライディングした中村晃が、状態の不調を訴えてベンチに下がると、そのまま明石健志と交代。中村については「まだトレーナーの報告を聞いていないのでこれからになる。本人は『行けそうです』と言ったそうだが、大事をとって代えた」と説明。右の太もも裏部分を痛めたとみられるが、試合後は歩いてドームを出る姿も。4日の出場については当日の動きを見ての判断となりそうだ。

 この日は2位ロッテも勝ったため、ゲーム差は2のまま。シーズン最終盤へと向かう中、工藤監督は最後に「いい時の有原君のピッチングだったので、その中で競り勝つことができたのは大きい。ずっと連勝することは難しいので、常にカード勝ち越しを目指して準備してやっていくことが大事」と、気合を入れ直していた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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