満弾直後の危険球、大量失点での盗塁… 因縁対決での報復合戦にファン「ナンセンス」

ア・リーグ地区シリーズのヤンキース対レイズ戦でまたしても遺恨勃発か【写真:Getty  Images】
ア・リーグ地区シリーズのヤンキース対レイズ戦でまたしても遺恨勃発か【写真:Getty Images】

9回にスタントンが試合決定づける満塁本塁打を打った直後、不穏な空気に…

■ヤンキース 9-3 レイズ(地区シリーズ・日本時間6日・サンディエゴ)

 5日(日本時間6日)に行われたヤンキース-レイズの地区シリーズ第1戦。9回にスタントンが試合を決定づける満塁本塁打を放った直後、不穏な空気が漂った。レイズ投手から頭部付近への投球が続出。その直後、大量リードにも関わらずヤンキース側が“不文律破り”の盗塁決める報復行為とも見えるプレーを見せた。今季も幾度となく一触即発の局面を生んできた「因縁の戦い」は、後味の悪い幕開けとなった。

 5-3でヤンキース2点リードで迎えた9回1死。5番・スタントンが中越の満塁本塁打を放って6点差となり、試合は決した。続くウルシェラの打席。4番手で登板していたレイズのカーティスが2球目に投じた95.1マイル(約153キロ)の直球が内角高めに。その後ウルシェラは遊飛となったが、これで終わらなかった。続くトーレスに対しても94マイル(約151キロ)の直球が頭部付近を襲った。

 この相次ぐ危険球をヤンキース専門ポッドキャスト番組「Talkin’ Yanks」の公式ツイッターが動画で公開すると、ファンは「退場させろ」「スタントンの満塁弾の後に、ダグアウトからこの指示があったと僕は確信しているよ!」「そら始まった、タンパが怒ってるよ」「これで両チームとも警告受けなかったの? このくだらない状況は何だ」「あれはかなりナンセンス」と憤慨した。

 トーレスは中前打で出塁。直後、盗塁を試みて二塁にヘッドスライディング。試合の大勢が明らかな中で、報復行為にもとれる“不文律破り”となるプレーだった。この動画も「Talkin’ Yanks」のツイッターで公開されると、ファンからは「なぜなら彼ら(レイズ)が頭に向かってボールを投げたからだ」との声がある一方、「それは許されているの?」と疑問視する声もあった。

【動画】相次いだ頭部付近への危険球への報復…ヤ軍大量リードで見せた“不文律破り”の実際映像

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY