ポストシーズンでも報復死球? ブ軍主砲の死球禍に指揮官憤慨「あまりにも頻発」

マーリンズ戦で先頭打者本塁打を放ったブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:AP】
マーリンズ戦で先頭打者本塁打を放ったブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:AP】

アクーニャJr.は初回先頭打者弾の次打席で死球を受けた

■ブレーブス 9-5 マーリンズ(地区シリーズ・日本時間7日・ヒューストン)

 ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手への死球が“報復死球”と物議を醸している。6日(日本時間7日)のマリーンズとの地区シリーズ第1戦で右中間へ初回先頭打者弾。22歳293日で史上最年少の先頭打者弾でバットフリップも決めたが、3回1死の次打席で死球を臀部付近にぶつけられた。乱闘騒ぎにならなかったものの、アクーニャJr.は憤慨。球場内は一時不穏な空気が流れた。

 アクーニャJr.は18年に2死球を受けるなどマーリンズから毎シーズンぶつけられている。大リーグ公式サイトによると、スニッカー監督は「不運だった。あの状況で内角に投げるなら、ぶつけないように注意しないといけない。彼に対して、あまりにも(死球が)頻発している。リプレーも見たが、あれは故意ではないと思う。ただ単に、誰かが本塁打を打った後は気を付けなければならないということ。なぜなら、そう(死球)なる可能性があるからだ」と憤った。一方で、死球をぶつけたアルカンターラは「彼が僕に向かってくるなら、迎え撃つまでさ。彼が戦う準備ができているなら、僕も準備はできているよ」と応戦する姿勢を見せたという。

 米メディアは“報復死球”を予想していたようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク記者は「アクーニャJr.の20本の先頭打者本塁打のうち6本がマーリンズ戦、21回の通算死球のうち5回がマーリンズ戦(共にプレーオフを含む)」とマーリンズ戦で受ける死球の多さを指摘。米放送局「CBSスポーツ・マイアミ」のスポーツアンカー、マイク・クーノ氏は「見てごらん、アクーニャがHRを打てばマーリンズから死球を受ける。これは予定されていた出来事だよ」とツイートした。

 米メディア「ジ・アスレチック」のブレーブス番、デビッド・オブライエン記者も自身のツイッターで「アクーニャはマーリンズの投手から死球を受け続けている。そしてみんなこう言っている『明らかに彼(投手)はぶつけるつもりはなかった』と。しかし現実に(アクーニャへの死球が)起き続けている」と憤りを隠そうとしなかった。一発勝負の大舞台に水を差すような“報復死球”は見たくない。

【動画】初回打者弾の後に報復死球? アクーニャJr.の死球で両軍が騒然とする実際映像

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY