首位陥落阻止の鷹・工藤監督「よく投げてくれた」 8回1失点の東浜を称賛

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ロッテ打線を8回までわずか3安打に封じる好投

■ソフトバンク 5-1 ロッテ(10日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは10日、本拠地PayPayドームで2位ロッテと首位攻防第2ラウンドを戦い、5-1で勝利した。2回に松田宣の適時打、栗原の14号2ランで先制すると、先発の東浜がロッテ打線を8回1失点と好投。1勝1敗のタイとして首位陥落を阻止した工藤公康監督は「本当によく投げてくれた」と力投した右腕を絶賛した。

 両チーム無得点の2回1死一塁で松田宣が三塁線を破る二塁打を放ち、一塁走者の川島が一気に生還して先制。さらに栗原が右中間ホームランテラス席へと運ぶ14号2ランを放ち3点を先行した。東浜は序盤からロッテ打線をねじ伏せた。6回に藤原に適時打を許して1点こそ失ったものの、失点はこれだけ。8回まで投げて3安打1失点の力投で今季7勝目をマークした。

 この日はストレートを始め、カットボール、カーブ、シンカーと全球種を制球良く操って、チームが苦手とする“天敵”ロッテを封じ込めた。指揮官も「今日負けたらというところを考えると、すごいプレッシャーがあったと思いますけど、最初から落ち着いていたように見えましたし、自分の投球をするんだというのが出ていて、本当によく投げてくれたと思います」と称えた。

 第1戦に敗れて首位陥落を阻止し、再びロッテと1ゲーム差に広げた。首位攻防戦を1勝1敗のタイとし、指揮官は3戦目に向けて「日々新たにやっていかないといけない。どんな結果になっても一喜一憂しないで、試合はまだまだ続くので試合の中でしっかりとみんなで力を出せるようにやっていかないといけない」と語っていた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY