菊池雄星は「多くの面で成長」 防御率5.17も米メディアが力説した“変化”とは?

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

FIPが5.71から3.28に改善「多くの面で成長していることがわかる」

 マリナーズの菊池雄星投手は、今季9試合に登板して2勝4敗、防御率5.17の成績でメジャー2年目を終えた。数字上では満足いく結果は残せなかったものの、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、ある数値を挙げて確かな成長を指摘している。

 記事では、昨季のマリナーズ先発陣の防御率が5.21だったのに対し、今季は4.41まで改善したことに言及。チームトップの7勝を上げ「球団史上の先発投手の中でも屈指の年間成績を残した」というマルコ・ゴンザレスらの名前を貢献者として挙げた。菊池については、防御率5.17ながら大きな成果を残したとの趣旨で寸評した。

 筆者のコーリー・ブロック氏は、安定感を欠いていた菊池に対して「直ぐに彼の成長に気が付かなかった」と言及。しなしながらある数値に着目。「彼の防御率は無視してほしい。お願いだから。もう少し深く掘り下げてみると、彼が多くの面で成長していることがわかるだろう。彼はFIPを5.71から3.28まで下げた」と述べた。

 FIPは、被本塁打・与四死球・奪三振のみで投手を評価するセイバーメトリクスの指標。野手の守備なども大きく影響する失点から算出される防御率と違い、純粋な投手の能力を測る。その数値が大きく改善したことを挙げ、こう記した。

「キクチがルーキーイヤーの2019年に36本も被弾したことを覚えているだろうか? 彼が2020年の9度の先発登板で許した数は3本で、ゴロに打ち取った数(昨年の44%から今年は52%に上昇)も増えた。これは球速のアップと打者が捉えきれなかった高速カッターのおかげである(被打率.240)」。さらに、右打者の被打率も改善したと触れた。

 苦しみながらも、着実に前進している菊池。来季こそ圧倒的な成績でチームを牽引する存在になれるか、注目は高まっている。

(Full-Count編集部)

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