ドラフトの成果が出るのは5年後? 12球団「2015年入団組」の現在地から検証

オリックスは2位以下でも大城や近藤大らが入団、ロッテやソフトバンクは物足りないか

 では、球団毎に2位以下の主な選手も見ていこう。上々の成果を残しているのは、吉田正が1位指名だったオリックスか。2位で近藤大亮が入団し、3位では内野の主力となった大城滉二を指名。5位の吉田凌、10位の杉本裕太郎も現在1軍の戦力となっている。

 セ・リーグでは、阪神で5位の青柳晃洋が先発ローテを担う。巨人は7位指名の中川皓太が中継ぎとしていい働きを見せ、育成1巡目だった増田大が走塁のスペシャリストに。広島では5位の西川龍馬が主力に成長した。

 DeNAは3位の柴田竜拓、4位の戸柱恭孝も1軍の戦力に。中日は5位の阿部寿樹が正二塁手に定着し、4位の福敬登が救援陣に不可欠な存在に。3位の木下拓哉もスタメンマスクを被る機会をここに来て増やしている。ヤクルトは高橋奎二が先発を担うものの、やや苦しい成果か。

 パ・リーグの楽天は、1位のオコエは目立った成績は残せていないが、3位の茂木栄五郎や5位の石橋良太、6位の足立祐一は1軍でプレー。日本ハムでは加藤貴之や平沼翔太、西武では本田圭佑や川越誠司が1軍の戦力になる。

 ロッテは4位の東條大樹が中継ぎ陣の一角を担うものの、1位の平沢をはじめ、物足りない成果に。ソフトバンクは6位の川瀬晃が今宮の抜けた遊撃手で起用されているが、ドラフト全体としての成果はやや乏しいか。

【表】吉田正尚をはじめ光るオリックスの指名選手 2015年の全ドラフト指名選手一覧

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