田中将大、ヤ軍QO提示せず年俸19億円以下で交渉か? NYメディア「他球団もチャンス」

ヤンキース・田中将大【写真:AP】
ヤンキース・田中将大【写真:AP】

クオリファイング・オファーの金額は年俸1890万ドル(約20億250万円)に決定

 7年契約が満了し今オフにFAとなるヤンキースの田中将大投手。メジャーデビューから6年連続2桁勝利を挙げるなどメジャー通算78勝46敗、防御率3.74を記録した右腕の去就が注目を集めている。地元放送局「SNY」は「年俸1800万ドル(約19億円)の契約を得るとは考え難い」とし、球団がクオリファイング・オファー(QO)を提示せず交渉を進める可能性があることを伝えている。

 田中の去就について焦点となっているのはヤンキースがクオリファイング・オファーを提示するか。契約延長を希望する選手に対して優先交渉権が与えらえるQOの金額は年俸1890万ドル(約20億250万円)に決定している。田中はこれまで7年1億5500万ドル(約164億732万円、年平均は約23億533万円)の契約を結んでいたが、32歳で迎える来シーズンにどれほどの契約を出せるのだろうか。

 地元放送局「SNY」はこれまでの成績を評価しているが「MLBに移籍して以降、先発ローテーションの中心的存在であったが今オフに他球団が望むのであれば、彼を獲得するチャンスがある」と指摘。ポストシーズンでは2試合に登板し11失点と打ち込まれ、昨年まで見せていた短期決戦での“勝負強さ”は影を潜めた。

 今オフの市場での価値は「年俸1800万ドルの契約を得るとは考え難いため、ヤンキースはクオリファイング・オファーをせずに、契約交渉するかもしれない」と伝えている。

 ヤンキースは田中の残留を希望しているが、約20億円の年俸を提示する可能性は低いと見ているようだ。QOを提示しないとなれば“本気”で狙う他球団にとってはチャンスが生まれる。先発としてここまで安定した成績を残してきた田中とヤンキースの交渉に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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