エンゼルスが強打の遊撃手グレゴリアス獲りか 米メディア「シモンズと比べて…」

フィリーズからFAとなるディディ・グレゴリアス【写真:Getty Images】
フィリーズからFAとなるディディ・グレゴリアス【写真:Getty Images】

5年連続2桁本塁打のグレゴリアスが今オフFAに「打撃のアップグレードになる」

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスがフィリーズからFAとなるディディ・グレゴリアス内野手の獲得を検討していると米ニューヨーク・ポスト紙が伝えた。

 エンゼルスではアンドレルトン・シモンズ内野手がFAに。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、4度のゴールドグラブ賞を受賞した不動の遊撃手が退団するとみているようだ。トラウト、プホルス、レンドンら右打者に比べ、左打者は大谷翔平、ウォルシュと手薄。5年連続2桁本塁打、通算120本塁打を記録しているグレゴリアスについて、同メディアは「左打者のグレゴリアスは右打者が多いエンゼルスのラインナップにバランスをもたらし、それほど大きなものではないがシモンズと比べて打撃のアップグレードとなる」と指摘した。一方で、守備面については「グレゴリアスはキャリアを通して優れた守備を見せているが、シモンズのレベルではない」と綴っている。

 グレゴリアスがフィリーズからクオリファイング・オファーを提示されて拒否。その上で、エンゼルスが獲得すればドラフト指名権を手放すことになる。マイナー組織は厳しい状況となっており、トレード・ルーマーズは「ドラフト指名権を失わない方がグレゴリアスが魅力的となるだろうが、グレゴリアスが唯一の選択肢ではない。セミエン(アスレチックス)もFAとなり、トレード市場には魅力的な選択肢(インディアンス・リンドーア)も存在する。加えて、エンゼルスはフレッチャーを遊撃手として起用し、二塁手を探すこともできるかもしれない」と見通しを伝えている。

(Full-Count編集部)

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