「80%データ、20%フィーリング」「後悔ない」退任のDeNAラミレス監督、一問一答

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

特に印象に残る選手は今季4番起用の佐野「彼の成長の凄まじさ」

 DeNAのアレックス・ラミレス監督が24日、今季限りでの退任を表明した。前日23日に優勝の可能性が消滅したことを受け、自ら申し入れ。「こういった結果を招いた責任はしっかり取らなければいけない」と語った。会見での主な一問一答は以下の通り。

(冒頭あいさつ)
「5年間、監督をやらせてもらって、自分が決断する際は80パーセントがデータで、残りの20パーセントはフィーリング、感覚的なものでやってきました。僕自身、このやり方でずっとやってきて、自分自身のこのやり方に後悔したことは一度もありません」

――現在の率直な気持ちは?
「今シーズンは、優勝するための戦力が整った状態で、その大きな目標のためにプレーしてきました。ファンの人たちも、優勝チームのサポーターに値する存在でしたが、残念ながら、その目標を達成することができませんでした。これからは僕もベイスターズファンの一人として、その方々に加わりたいと思っていますし、ここにいるみなさんたちとも一緒に応援したいと思っています」

――選手にはいつ退団することを伝えたか
「昨日(23日)の試合後に球団代表と話をして、選手たちには今日の朝に伝えようということになりました。自分が辞めるということを知らない選手もいて、ショックを受けたような選手もいました。若い選手が多いチームで5年間、やってきたわけですが、これまでのことだけでなく、これからどうした方がいいというような話もしました」

――監督の5年間でいちばん印象に残っていることは?
「いい思い出もたくさんあります。その中でも、先週末のジャイアンツ戦は、試合後のインタビューでも、このシーズンのベストゲームと言いましたが、5年間の中でも、特に印象に残っているゲームのひとつです。本当に素晴らしいゲームでした。それから選手では佐野ですね。昨年までバックアップの選手だったのが、今年はレギュラーになり、キャプテンも務めてくれました。彼の成長の凄まじさという意味でも、印象に残る選手です。それから監督になってからいろいろなことがありましたが、監督として通算300勝を達成できたことは嬉しく思っています」

「本当にやりたいことは勝つことだけ。明日も勝ちたいし、その次も勝ちたい」

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