鷹・工藤監督、5年連続2桁勝利の千賀&11試合連続盗塁の周東に賛辞「すごい」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

前日にリーグ優勝を決めたばかりだが、翌日もきっちり勝利

■ソフトバンク 2-0 ロッテ(28日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームでロッテと対戦し、2-0で勝利した。先発の千賀が8回4安打無失点で10勝目をマークし、5年連続の2桁勝利を達成。リーグ優勝を決めた翌日も勝利して、58年ぶりの月間19勝目とした。

 5回に栗原がソロ本塁打を放って先制すると、7回には松田宣の適時打で1点を追加した。このリードを千賀が好投で守った。序盤からロッテ打線をねじ伏せて8回まで4安打無失点、12個の三振を奪って好投し、工藤公康監督は「しっかりとゲームを作ってくれた」と目を細めた。

 右腕は5年連続で2桁勝利とし、指揮官は「すごいと思いますよ。なかなかやろうと思ってできることではない。強さとタフな体がないと、そういう記録できることではない」と称賛。監督に就任してからチームの大黒柱として白星を積み重ねてきている右腕に惜しみない賛辞を送った。

 また、3回には周東が福本豊氏のプロ野球記録に並ぶ11試合連続盗塁をマーク。牽制球に誘い出されながらも、二塁を陥れる盗塁に「すごいですね。なかなか足が速くないと、牽制があった中でセーフになるのは難しい。割り切って走れているのが、この盗塁数になっている。これからも勇気を持って走って欲しい」と、こちらも絶賛していた。

 この勝利でロッテとの対戦成績は7勝11敗1分になった。残り4試合に全勝すれば、苦手と言われたロッテとの成績を五分に戻せる。指揮官は「全部勝てば、ですね。全部勝てるように頑張ります」と意気込んでいた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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